Winny作者逮捕関連記事メモ

著作権法への挑発的態度」が逮捕理由 京都府警 (朝日新聞) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20040510/K0001011250006.html

 「Winnyはすばらしい技術。開発したことだけで立件したわけではない」――。京都府警の阿波拓洋・生活安全企画課長は10日午前に開かれた記者会見でこう強調した。府警が立件に踏み切った背景は、金子勇容疑者の著作権法に対する挑発的な態度だった。
 金子容疑者はこれまでの調べなどに「現行のデジタルコンテンツのビジネススタイルに疑問を感じていた。警察に著作権法違反を取り締まらせて現体制を維持させているのはおかしい。体制を崩壊させるには、著作権侵害を蔓延(まんえん)させるしかない」と供述。インターネット上の掲示板「2ちゃんねる」上では、「そろそろ匿名性を実現できるファイル共有ソフトが出てきて現在の著作権に関する概念を変えざるを得なくなるはず」「自分でその流れを後押ししてみようってところでしょうか」と開発意図について説明していた。
 府警はこうした著作権侵害を蔓延させようという意図に加え、WinMXの摘発を受けてより匿名性の高いWinnyを開発したこと、雑誌などでWinnyによる著作権侵害が広がっていることを知りながら236回のバージョンアップを繰り返したことなどをあげた。

公開2年で236回改良 Winny開発の東大助手 (共同通信) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20040510/20040510a4290.html

 ファイル共有ソフトWinny」を開発し、ゲームソフトなどの違法複製を助けたとして、著作権法違反のほう助容疑で逮捕された東京大大学院助手の金子勇容疑者(33)が、Winnyを無料公開した2002年5月以降の2年間に計236回も改良を重ねていたことが10日、京都府警の調べで分かった。
 ほぼ3日に1回のペースで、府警は「著作権法違反状態をインターネット上にまん延させようとする意図は明らか」とみている。11日、金子容疑者を送検し、勤務先の東大大学院情報理工学系研究科の研究室などを家宅捜索する。
 調べでは、金子容疑者はWinnyを自分のホームページで公開後、ネットの掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれる利用者の意見などを参考。「さらに使いやすくしてほしい」「利用者が分からないよう秘匿性を高めて」などの要望に応じて改良を繰り返した。
 府警はすでに、東京都文京区の金子容疑者の自宅からパソコンなどを押収。使用記録などの分析を進め、容疑の裏付けを急いでいる。

特製ウィニーで摘発逃れか 東大助手、受信専用使う (共同通信) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20040511/20040511a4420.html

 ファイル共有ソフトWinnyウィニー)」を開発、映画やゲームソフトの違法複製を手助けしたとして、著作権法違反のほう助容疑で逮捕された東京大大学院助手金子勇容疑者(33)が、自分専用としてファイルのダウンロード(受信)機能しかない特製Winnyを使っていたことが11日、京都府警の調べで分かった。
 公開されている通常のWinnyはファイルをほかの利用者に提供するアップロード(送信)機能も備えている。府警は、金子容疑者が開発当初からファイル送信すれば著作権法に違反すると認識し、摘発逃れを図っていたとみて追及する。